睡眠時無呼吸症候群(CPAP治療)
睡眠中にいびきがひどく、呼吸が弱くなったり、短時間完全に呼吸ができなくなる病気です。
無呼吸の間はいびきが消え、呼吸が再開するとまたいびきをかきます。原因として肥満、顎が小さい、舌が大きいなどの「のど」が狭くなる要因があります。さらに仰臥位で舌や軟口蓋が落ち込むと、無呼吸が生じやすくなります。
アルコールや睡眠薬も無呼吸を悪化させます。働き盛りの男性に多いのですが、女性でも閉経後には男性と変わらないくらいに増えてきます。
症状としては日中の眠気や睡眠中の窒息感などがありますが、自覚がなく家族などに指摘されて受診される方も多いです。放置すると高血圧、脳梗塞、狭心症・心筋梗塞などの発症につながることが分かっています。
当院では、鼻の気流、いびき音、呼吸運動、酸素講和度をモニターできる機器を貸し出し、自宅で検査していただけます。
その結果で重症な方は、入院せず外来でCPAP治療を開始しています。重症ではないが無呼吸がある方は病院に紹介し、重症度を確認するため入院の上精密検査を受けていただきます。予約は不要ですので、いつでも気軽に相談してください。